Solfe

調 3/6

近親調

ある調(主調)と関係の深い調を近親調といいます。よく問われるのは4つ——同じ調号の長短ペアが平行調、同じ主音の長短ペアが同主調、完全5度上の同種の調が属調、完全5度下が下属調です。

属調ト長調
同主調ハ短調主調ハ長調平行調イ短調
下属調ヘ長調
ハ長調を主調としたときの近親調。上下が5度の隣(調号が1つ増減)、左右が長短の相方です。
関係定義調号の差
平行調同じ調号をもつ長調と短調0
同主調同じ主音をもつ長調と短調3つ(長調側が♯寄り)
属調属音を主音とする同種の調♯が1つ増える
下属調下属音を主音とする同種の調♭が1つ増える
Engraved by Verovio 6.1.0-682d606
ハ長調の音階。
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イ短調の自然短音階。使っている音はハ長調とまったく同じで、始まりの音だけが違います——これが平行調です。
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ト長調(属調)。ハ長調と違う音はファ♯の1つだけです。
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ヘ長調(下属調)。ハ長調と違う音はシ♭の1つだけです。

平行調どうしは音の材料を共有しているので、曲の途中で行き来しても調号を書き換えずに済みます。長調の曲が途中で影を帯びるとき、たいていは平行短調へ寄っています。主音どうしは必ず短3度の関係です(長調の短3度下が平行短調)。

属調・下属調は「長調なら長調、短調なら短調」——種類は変わりません。転調の行き先としていちばん多いのが属調で、ソナタ形式の提示部が主調から属調へ移るのはその代表例です。調号が1つしか違わないので、耳にも自然に聞こえます。

ハ長調を主調にとると、近親調は5つ——平行調のイ短調、同主調のハ短調、属調のト長調、下属調のヘ長調、そして属調・下属調それぞれの平行調(ホ短調・ニ短調)まで含めることもあります。数え方に幅があるのは、「近い」の線引きが理論書によって違うためです。調号の差で数えるか、共有する音の数で数えるかの違いだと思っておけば十分でしょう。

近親調は「調号の差が1つ以内、または同主調」と覚えると早いでしょう。それより離れた調(遠隔調)へ移るときは、途中に近親調を挟むか、共通する和音を橋にするのが普通です。

例題

ハ長調の平行調は何ですか?

練習問題

選択肢を押すと、正解と解説が表示されます。

ホ長調の平行調は何ですか?

変ロ長調の平行調は何ですか?

ニ短調の平行調は何ですか?

変イ長調の平行調は何ですか?

変ホ長調の下属調は何ですか?

変ロ短調の属調は何ですか?

ニ長調の下属調は何ですか?

イ長調の同主調は何ですか?

ホ短調の同主調は何ですか?

ト長調の同主調の平行調は何ですか?

イ長調の平行調の属調は何ですか?

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