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楽器と響き 1/4

楽器の分類

楽器は、音の出しかたで分けられます。息を吹き込むもの、弦を鳴らすもの、打って鳴らすもの——分けかたの基準は材質ではありません。

分類おもな楽器
木管楽器フルート・オーボエ・クラリネット
金管楽器ホルン・トランペット・トロンボーン
擦弦楽器ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ
撥弦楽器ハープ・ギター・マンドリン
打楽器ティンパニ・小太鼓・シンバル
鍵盤楽器ピアノ・オルガン・チェンバロ

上の2つをまとめて管楽器、次の2つをまとめて弦楽器といいます。弦楽器は、弓でこするものが擦弦楽器、指や爪ではじくものが撥弦楽器です。

弦の鳴らし方でもう一段細かく見ると、打って鳴らす打弦楽器もあります。ピアノやツィンバロンがこれにあたります。同じ鍵盤楽器でも、チェンバロは弦を爪ではじくので撥弦です。

フルートは金属でできていますが木管楽器です。サクソフォンも同じで、金属製ながら構造や音色は木管に近いものです。唇の振動で鳴らすものが金管、それ以外の息の楽器が木管——分類は材質ではなく音の出しかたで決まります

鍵盤を持っていても、音の出しかたで打楽器に数えることがあります。チェレスタは鍵盤で金属板を打って鳴らすので、鍵盤打楽器と呼ばれます。

これとは別に、楽器学では発音体そのもので分ける方法もあります。何が振動して音になっているかで4つに分けます。

分類発音体
体鳴楽器膜や弦の張力によらず自分の弾性で振動する
気鳴楽器空気を発音体とする
膜鳴楽器膜の振動を発音体とする
弦鳴楽器弦の振動を発音体とする

シンバルや木琴は体鳴楽器、太鼓は膜鳴楽器です。同じ打楽器でも、発音体で見ると2つに分かれます。

弦楽器は高いほうからヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバスの順に並びます。いちばん低いコントラバスは、書かれた高さより1オクターブ低く鳴ります

楽器によって、読む音部記号も決まっています。多くはト音記号かヘ音記号ですが、ヴィオラはアルト記号を使います。

Engraved by Verovio 6.1.0-682d606
アルト記号の中央ハ(C4)。ヴィオラはこの記号で書かれます。第3線が中央ハです。

チェロやファゴットは高い音域でテノール記号を使うこともあります。加線が増えすぎるのを避けるためです。

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