演奏する人数と、パートの受け持ちかたで呼び名が決まります。声で歌う場合と楽器で演奏する場合とで、同じ人数でも語が変わります。
| 人数 | 器楽 | 声楽 |
|---|---|---|
| 1人 | 独奏(ソロ) | 独唱(ソロ) |
| 2人 | 二重奏(デュオ) | 二重唱(デュエット) |
| 3人 | 三重奏(トリオ) | 三重唱(トリオ) |
| 4人 | 四重奏(カルテット) | 四重唱(カルテット) |
5人からは五重奏(クインテット)、六重奏(セクステット)、七重奏(セプテット)、八重奏(オクテット)と続きます。
重唱と合唱、重奏と合奏を分けるのは人数ではありません。各パートを1人ずつが受け持つのが重唱・重奏で、1つのパートを何人かで受け持つのが合唱・合奏です。重奏のうち器楽によるものを室内楽ともいいます。各パートを1人ずつが受け持つ少人数の演奏で、おおよそ10人くらいまでです。
同じ旋律を多人数で歌うのは斉唱(ユニゾン)です。パートが分かれていないので合唱とは呼びません。男声だけ、女声だけの合唱は同声合唱、両方がそろうと混声合唱です。
重奏は人数だけでなく、中身の楽器まで含めて名が決まります。同じ4人でも、弦楽四重奏は第1・第2ヴァイオリンとヴィオラ・チェロ、ピアノ四重奏はピアノと弦楽器3人です。
| 呼び名 | 楽器 |
|---|---|
| ピアノ三重奏 | ピアノ・ヴァイオリン・チェロ |
| 弦楽四重奏 | 第1・第2ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ |
| ピアノ五重奏 | 弦楽四重奏にピアノを加える |
| 木管五重奏 | フルート・オーボエ・クラリネット・ホルン・ファゴット |
木管五重奏は管楽五重奏とも呼ばれます。5人のうちホルンだけが金管楽器ですが、この編成はまとめて木管五重奏と呼ぶのがふつうです。
2台のピアノで演奏するのがピアノ二重奏、1台を2人で演奏するのが連弾です。同じ2人でも台数で呼び分けます。
多数の楽器による合奏にも種類があります。管楽器・弦楽器・打楽器がそろう大合奏が管弦楽(オーケストラ)で、100名を超えることもあります。弦楽器だけの合奏が弦楽合奏、管楽器と打楽器を中心にした合奏が吹奏楽です。吹奏楽は弦楽器を欠く代わりに、サクソフォンやユーフォニアムなど管弦楽では使わない楽器が入ります。
25名以下の小編成の管弦楽は室内管弦楽と呼んで区別します。
| 100名の管弦楽 | 人数の目安 |
|---|---|
| 弦楽器群 | 約60 |
| 木管楽器群 | 約15 |
| 金管楽器群 | 約15 |
| 打楽器群 | 約10 |
独奏では伴奏が付くのが普通なので、伴奏を伴わない曲には無伴奏と付けます。合唱では、伴奏のない歌いかたをア・カペラといいます。