Solfe

楽曲のかたちと編成 4/5

編成

演奏する人数と、パートの受け持ちかたで呼び名が決まります。声で歌う場合と楽器で演奏する場合とで、同じ人数でも語が変わります。

人数器楽声楽
1人独奏(ソロ)独唱(ソロ)
2人二重奏(デュオ)二重唱(デュエット)
3人三重奏(トリオ)三重唱(トリオ)
4人四重奏(カルテット)四重唱(カルテット)

5人からは五重奏(クインテット)、六重奏(セクステット)、七重奏(セプテット)、八重奏(オクテット)と続きます。

重唱と合唱、重奏と合奏を分けるのは人数ではありません。各パートを1人ずつが受け持つのが重唱・重奏で、1つのパートを何人かで受け持つのが合唱・合奏です。重奏のうち器楽によるものを室内楽ともいいます。各パートを1人ずつが受け持つ少人数の演奏で、おおよそ10人くらいまでです。

同じ旋律を多人数で歌うのは斉唱(ユニゾン)です。パートが分かれていないので合唱とは呼びません。男声だけ、女声だけの合唱は同声合唱、両方がそろうと混声合唱です。

重奏は人数だけでなく、中身の楽器まで含めて名が決まります。同じ4人でも、弦楽四重奏は第1・第2ヴァイオリンとヴィオラ・チェロ、ピアノ四重奏はピアノと弦楽器3人です。

呼び名楽器
ピアノ三重奏ピアノ・ヴァイオリン・チェロ
弦楽四重奏第1・第2ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ
ピアノ五重奏弦楽四重奏にピアノを加える
木管五重奏フルート・オーボエ・クラリネット・ホルン・ファゴット

木管五重奏は管楽五重奏とも呼ばれます。5人のうちホルンだけが金管楽器ですが、この編成はまとめて木管五重奏と呼ぶのがふつうです。

Engraved by Verovio 6.1.0-682d606 II. Adagio con espressione 
アリアーガ 弦楽四重奏曲第1番 第2楽章の冒頭。上から第1ヴァイオリン・第2ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロで、4つのパートを1人ずつが受け持ちます。

2台のピアノで演奏するのがピアノ二重奏、1台を2人で演奏するのが連弾です。同じ2人でも台数で呼び分けます。

多数の楽器による合奏にも種類があります。管楽器・弦楽器・打楽器がそろう大合奏が管弦楽(オーケストラ)で、100名を超えることもあります。弦楽器だけの合奏が弦楽合奏、管楽器と打楽器を中心にした合奏が吹奏楽です。吹奏楽は弦楽器を欠く代わりに、サクソフォンやユーフォニアムなど管弦楽では使わない楽器が入ります。

25名以下の小編成の管弦楽は室内管弦楽と呼んで区別します。

100名の管弦楽人数の目安
弦楽器群約60
木管楽器群約15
金管楽器群約15
打楽器群約10

独奏では伴奏が付くのが普通なので、伴奏を伴わない曲には無伴奏と付けます。合唱では、伴奏のない歌いかたをア・カペラといいます。

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