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音程 7/7

協和音程と不協和音程

同時に鳴らしたときに溶け合って聞こえる音程を協和音程、緊張して聞こえる音程を不協和音程といいます。この区別は好みの問題ではなく、2音の振動数の比がどれだけ単純かで決まります。

分類音程振動数の比
完全協和音程完全1度1:1
完全8度1:2
完全5度2:3
完全4度3:4
不完全協和音程長3度・短3度4:5 / 5:6
長6度・短6度3:5 / 5:8
不協和音程2度・7度
すべての増・減音程
Engraved by Verovio 6.1.0-682d606
完全5度(ド–ソ)。振動数が 2:3 の単純な比で、よく溶け合います。
Engraved by Verovio 6.1.0-682d606
長3度(ド–ミ)。不完全協和音程。溶け合いますが、完全5度ほど1つの音には聞こえません。
Engraved by Verovio 6.1.0-682d606
長7度(ド–シ)。ぶつかって聞こえる不協和音程です。
ド–ソ(完全5度)は離れていて溶け合い、ド–シ(長7度)は1オクターブ上のドのすぐ下でぶつかります。鍵盤で位置を見ると、溶けるか緊張するかの見当が付きます。

解決とは、緊張した音が落ち着く先へ進むことをいいます。属七の和音(ソ・シ・レ・ファ)のシとファは、シが上のドへ、ファが下のミへ動くと落ち着きます——この動きが解決です。「解答する」ではなく「ほどける」に近い意味で、どこへ動くかまで含めてそう呼びます。

「不協和」は「濁っている・悪い」という意味ではありません。不協和音程は解決したがる力を持っていて、その力が音楽を前へ進めます。属七の和音が主和音へ向かうのは、中に含まれる増4度(または減5度)が解決を求めるからです。

完全協和・不完全協和という区別は、3度と6度が「協和ではあるが完全ではない」という中世以来の扱いから来ています。3度が本格的に使われるようになったのはルネサンス以降で、それまでは不協和として避けられていました。

協和・不協和の分類は、和声を学ぶときの土台になります。和音の中に不協和音程が含まれていれば、その音は次にどこへ進むべきかがだいたい決まります。属七の和音の第7音が下がって解決するのは、根音との短7度が不協和だからです。

音程分類よく現れる場面
完全5度完全協和和音の骨組み
完全4度完全協和転回形の上声・和声では不協和扱いも
長3度・短3度不完全協和和音の性格を決める
長6度・短6度不完全協和第一転回形の外声
短7度不協和属七の和音
増4度・減5度不協和属七の中心・調を決める
短2度・長7度不協和導音のぶつかり